~ 偶像崇拝禁止と自分教、そして生成の思考 ~
2024年の締めくくり、そして顕在化12年間の集大成として挑んだこのレクチャー。そのテーマは驚くべきことに「自分教」への回帰でした。このタイミングで「自分教」とは何を意味するのでしょうか?
「自分教」とは、統心が2013年の出発時に掲げた方向性でした。当初から顕在化のゴールは「自他一体」であり、そこに至るプロセスはひたすら「自分教」の道であるとの直感がありました。
ヌーソロジーの探究を進める中で自己の位置が「前」へと移動し、現実界やモノ自体との一体感が深まるにつれて、それまでの自我感覚が薄れていった結果、「自分教」への情熱は一時的に後退していました。しかし、ここに来て原点回帰ともいえる「自分教」が再び浮上したのです。
半田広宣氏によると、「ψ9~10顕在化(位置の統一化)」は「自分自身が時空である」という感覚をもたらします。この考え方と統心の「自分教」が結びついた結果、顕在化プロセスにおける「自分教」の完成形態が見えてきました。
意識進化の最終段階「ψ11~12顕在化(位置の同一化)」とは「位置の統一化」が自他双方から起こるときに訪れる状況を指します。自他双方が「自分教」を完成させることこそが顕在化プロセスの方向性であると再確認できたのです。
さらに、「偶像崇拝禁止」というユダヤ教的文脈が意味する真意……局所的な対象(偶像)に縛られない非局所的な認識……が本レクチャーで明確に語られます。「自分教」とは、この非局所的な視点を先手に立てる行為そのもの。古ユダヤ精神の本質とも最後に繋がることになろうとは…。ここに来て始まりと終わりが連結されました。
また、今回の見所のひとつとして、「2024年全レクチャー」のレビューが挙げられます。2024年に関西ヌースと統心にもたらされた珠玉の気づきがダイジェストで開示されます。これにより、視聴者は意識の大きな変容を体感できるでしょう。
今回は「位置の統一化」=「自分教の完成」というテーマに対して、「逆家系図認識」の達成として新たな解説が加えられています。特に、ヒュームの因果推論批判を紐解き、その重要性を示すことで、私たちは「いま・いま・いま」と生成され続ける存在としての実感に到達できることが語られます。
12年の旅路を振り返り、2025年から始まる新しい一歩を踏み出すための洞察が詰まった内容。ぜひこの節目の時期にご覧ください。「位置の転換」が始まる今、このタイミングを決して見逃さないように。
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