※以下は先ほどFacebookにアップした記事から。
★本日、第2回目の研究動画パート2が公開されました★
武蔵野学院大学ヌーソロジー研究所における発表動画の第2弾。
テーマ:マルクス・ガブリエル『新しい実在論』から、ヌーソロジーは何を抽出するか?(パート2)〈約22分間〉
今回はかなり刺激的なことを語っていますよ。
「色彩は実在しない」・・・色彩というのは、人間の脳が可視光線を処理して現象化する脳内現象なのであり、実在している側(物質自体)は無色・無味無臭の電磁波や粒子に過ぎない・・・。
この様な考え方を「自然主義」と言います。
そしてこの様な考え方が「現代的知性」の主流解釈であり、サイエンティストの100人中99人が賛同している、というか建前上は100人全員が同意せざるを得ないアカデミズムの常識的見方であります(構築主義)。
統心、およびヌーソロジー本論は、これを問題としているのです。ここに真っ向から異議を唱えているのです。
そしてマルクス・ガブリエルも同様にここに対して厳重に抗議をしています。
ここのところが分かっていらっしゃらない方が、スピリチュアル界隈と脳科学系自己啓発界隈にとても多いのです。
だから簡単に「この世はマトリックス、仮想現実なのさ」と同意する。
色即是空か色即是無か。浅薄な仏教的理解もこの領域に留まりがちです。
この様な安易な「相対主義」に入り混むと、先回りしていた「科学的自然主義」が構えているミットにキャッチ、回収されてしまうでしょう。
それがメタバースであり、トランスヒューマニズム。
やがて精神は物質に回収されてしまい、人生から「意味」が失われていくでしょう。
これがニーチェが忠告していたニヒリズムの末期的現象なのです。
毎日が生き辛い方へ・・・あなたの感覚は正常なのです。