~内外それぞれの二極化を見極めよ~
2020年に入り、スピリチュアル界は「二極化」の話題で持ちきり。新型コロナの登場がその風潮をさらに加速させています。しかしながらその論調は「善・悪」「救われる・救われない」の御利益精神一辺倒。これは未だ一神教精神への囚われであり、人間型ゲシュタルトの範疇です。
ヌーソロジーにおける「二極化」はその様な論調とは一線を画し、そこに善悪などの価値観が入り込むものではありません。それはあたかも細胞分裂時に極が2つに分かれる様に、2つの方向性がはっきりしていくことであり、はっきりと差異を伴って分かれていきます。ヌーソロジーにとっても二極化は最終構成における宿命です。
ここにきて、ヌーソロジーの対化と呼べるような方向性がカタチになって来ました。その1つがイギリスの哲学者・ニックランド氏を中心とする「暗黒啓蒙」ムーブメント。
最先端の科学とテクノロジー、最新の哲学、新興IT財閥らとの連携を伴って現れてきたこの暗黒啓蒙思想は、その動機や方向性、影響力において決して侮れるものではありません。間違いなくヌーソロジーの対化(外側の二極化)でしょう。
対化を知ることは己を知ること。この回ではニックランドの暗黒啓蒙を取り上げ、いま何が起きているのかを見ていくことにします。それはいま現在進行形で混迷している2020年アメリカ大統領選挙を紐解く為にも必要なことになるでしょう。
なお「外側の二極化」よりも大切な「内側の二極化」については、この回ではご紹介に留め、より深い探求は次回へと続くことになります。