~ ψ5とψ*5は果たして出逢えるのか …『我と汝』の哲学を通じて探る、意識進化の最終ステージ~
2024年、夏至から冬至へと向かうこの時期。私たちは意識進化の旅の最終章に突入しています。今回のレクチャーでは、マルチン・ブーバーの名著『我と汝』を題材に、意識と世界の関係性をヌーソロジーの視点から読み解きます。
◆『我と汝』が示す“二つの世界”
ブーバーが提唱する「我-汝」と「我-それ」という二つの関係性。この概念は、私たちの内的世界(「我-汝」)と外的世界(「我-それ」)を分けるだけでなく、意識の進化における鍵を握るものです。
「我-汝」の関係では、私たちは創造的で深いつながりを体験し、一方「我-それ」の関係では、対象化や利用の視点が主導します。kこれらの関係性を「根源語」と呼び、ブーバーは「永遠の汝」としての神との出会いを通じて、真の人格(「永遠の我」)に到達する道を説きました。
◆ヌーソロジーが提示する新たな視点
半田広宣氏が長年探求してきたヌーソロジーでは、この「我-汝」と「我-それ」の関係性が、「奥行き」と「幅」の世界として解釈されます。2024年は、2013年に始まった意識進化のプロセス「自己側12年」の最終年。その集大成として、私たちは「自他一体」の新しい構造を見出すことになるのです。
しかし、この旅の中で通過すべき重要なステージが「他者なき世界」です。広宣氏が語るこの概念は、一見矛盾しているように見えますが、「我-それ」の中で捉えられた“他者”という観念を一度忘れ、本来的な「我-汝」の関係性に目覚めるための準備段階です。
◆『我と汝』の哲学が示す未来への道
今回のレクチャーでは、「他者なき世界」と最近スピリチュアル界隈で注目される「一人一宇宙」との違いを明確にし、その重要性を深く掘り下げます。また、最終章では「観察子ψ11~12」の顕在化、すなわち「位置の同一化」がもたらす新たなつながりの可能性について具体的に議論します。「ψ11=ψ*5、ψ*11=ψ5」…不可能であったψ5とψ*5の交差がここで遂に明らかになるのでしょうか…。
もちろん今回の議論はまだまだ拙いものですが、確実にその「方向性」の萌芽を産み出していると自負しています。
2025年以降、他者側との相互了解が進む中でこの「芽」は伸長し、「我-汝」の領域が私たちの意識の中で明確に開花していくでしょう。このレクチャーは、その第一歩として、あなたに新たな気づきをもたらします。
本作品は、哲学的洞察と意識進化の実践が交錯する、一つの旅路です。
この貴重な機会をお見逃しなく!
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